2016年 09月 24日
2016年9月21日 朝。水位は少し下がって濁りも取れている。 昨夜、ここにたどり着いたあたりから霧雨の状態が続いている。 どうやらここは橋梁工事に伴う一時的な開放ではなくて、誰でも入れるようなスペースらしい。 渓流釣りのおじさんが車で入ってきてた。 とは言え、重機にヒモかけたりテーブル代わりにしてるので、早めに退去しよう、と。 「現場はどこもだいたい8時頃に始まるんで、7時くらいまでに出れば良かろう」 そんな話を昨日した。 ようやく撮れた全景。 モヒカンは、1.8×1.8mのシートだけを使ったそうです。 そこそこ整理した頃、現場監督の人が降りてきた。軽やかに爽やかに挨拶。 重機が大丈夫か見に来ただけみたい。 監督次第では嫌な気分になることもありますね。土木事務所以外は経験ないですけど。 彼らはまずあーだこーだ理屈を言う。 川にも降りれます。 ここにいるわけにはいかないので(多分、重機に触らなければ良いとは思いますが)、出発します。 さて、これからどうしよう? まずはその「ここで良いやん」と言っていた廃トンネルを明るい状態で見てもらいます。 「無理」というほどではない様子でした。 野麦峠。9:00 T川タワーはもういやだ、シャワー浴びたい、新しい所に行きたい、地図を見るのはしんどい、などなど・・・。 今回、二人だけで走って、だんだん、彼のやりたい事が分かってきた。 私が予め探しておいた幾つかの場所を転々とするのが彼らの思い描くもの。 ワタシは今まで、良い場所を見つける勘所、みたいなのを教えようとしていたが、それは彼らにはいらないのだ。 それならオートキャンプ場で良いじゃん、と思うのだけど、それもまた違うらしい。 あたし的には、良いサイトなんて、ほんとうにほぼ偶然にたま~に上手く見つけられるようなレアな場所であって、 用意されたような類のものではないのだけど。 まあ、大体CBR自体も探検には向かないしね。 ここから県道26号を北上するか南下するかで話が変わる。 南下すれば次はダンプの行き止まりかT川タワー。 途中、牛首峠を超えて無料の蛇石キャンプ場を見に行く手もあるといえばある。がバイク乗り入れ不可、と書いてある。 無料だが、管理人がいるかどうかわからない。この雨で客?は誰も居ないだろうことは想像がつく。 北上すれば、高ソメキャンプ場から奈川渡ダムあたりでサイトを探しながら、なければ158号を東行、 松本市から南下してダンプか蛇石か、あるいは松本ICから伊那ICで降りて、T川タワーへ。 T川タワーにはもう行きたくない、との事なので、いろいろ考えた末、オートキャンプに向かう。 シャワー乾燥機完備、サイトは絶対、ただし料金はかかる。 高ソメキャンプ場 バイク乗り入れ可 1500円。 そこにとりあえず行ってみて、そこをキープとして、帰る方向にサイトを探す、という話がついた(と思っていた)。 が、昨日から疲れているらしく、あまり理解してくれていなかった。 ワタシも疲れていたので、この複雑なリスクヘッジの話を伝えきれなかったかもしれない。 てなわけで、野麦峠から県道26を北上、158号に入って、 松本市方面に向かう。 途中途中で、良さげな場所を探しながら・・・。 高ソメキャンプ場、到着。 が、なんと定休日。しかし中には入れるし、コインランドリーとかトイレも電源が入っている。 薪も値札が付いたまま軒に置いてあって、「後日精算」と書いてある。 はて? 今、考えると、ここで寝てても明日管理人にお金を払えば大丈夫なしくみ?なんだろな。 入り口にゲートとかもなかったし。 ここのベンチに座って結構、この先について話したが、写真はなかった。まあ、やっぱ疲れてるんだろうね。 モヒカンは金を払いたくないそうだ。 それなら、と、北へ向かう。 何箇所か、良さげな支線に入ってみたが、基本、この手の熊看板が立っている。 これは熊ゲートで、人間はこの先入ることが出来る。 誰よりも熊が嫌いなモヒカン。ただの看板に怯えております(笑。 それにしてもやっぱり、CBRはこういう作業には向いてないようだ。 モヒカンだから楽々やっているが、結構、大変なのは気の毒だ。 「ダムの駐車場でもいいよ」と言ってくれたが、時間はまだあるので、もう少し走ることに。 どうやら、この松本市近辺の山は熊が下まで降りてくるようで、こっちサイドの探索は断念する。 テントに熊が出るのは仕方ないが、「熊がいます」と書いてある所にわざわざテントを貼るほど馬鹿ではない、というリスクヘッジ。 彼には説明しなかったが、不満のようだった、かな?。 も一個見つけたところも「落石が怖い」とか「車道が近いから見られるのがいやだ」とか言っていた。 難しいのう。 探しながら走っていて、トンネルに入った所、突然、並走してきて何か叫んだ。 「あ!また荷物落としたかっ!!」 と思って、後ろの荷物を触ろうと腰をひねった瞬間、トンネル左端の苔の浮いてる路面に乗ってフロントから落ちた。 トンネルの入口の横に道があって、そこが良さそうだったのを伝えたかったらしい(笑。 前日のエンコの時でもそうだが、一番キライなのは 「オレが悪い」「いやいやこっちこそ・・・」みたいな応酬が続く事。めんどくさい・・・。 ま、そんな社会的な辞令?を言い合うのが大嫌いな私なのを彼は知ってるので助かる。 ただの笑い話。林道でコケるのと変わらん。 「しょーもないことで呼び止めんなぁ~」「スマンスマン」で終わり。 そんなんで、戻るのは嫌だし、時間も時間なので、T川タワーに戻るか、という話になった。 ダンプの所は林道を走るので嫌らしい。 松本ICから乗る話だったが、頭を強打したせいか?高ソメキャンプ場で計画した158号から県道448へ右折して 烏帽子岳の方に探しに行くようなルートを取っていた。 「熊がいるから、この辺は探すのやめよう」と言ったことをすっかり忘れて、塩尻ICに向かっていたという。 多分、モヒカンは、?と思っていただろう。いやそれ以前に疲れて 「こいつはなにをやってるんだ?」と苛ついていただろう。 そいでさらに、この県道448というのが曲者で、19号に接続するまでかなり迷うことになった。 地図を見るのが辛いモヒカンは、さらに苛ついたようだ。 13:00 田舎によくある県道を表記せずに、なんとか街道で表示するので、初見の人を更に混乱させる。 そこから、豪雨の中、高速を走り伊那ICで降りて、いつものニシザワで飯を買ってT川タワーへ。 二人共疲れ切って、黙々とテントを張って、わたしはそのまま寝てしまいました。 お互い、疲れが出て、会話がずれてきてイライラが出てきた日でした。 気を使って、あれこれ楽しそうに話ししても、どこかできっと口喧嘩になるでしょう。お互い我慢してるので。 なので、ここは気にせず話さずが一番だと思います。 な~に、翌日になればケロッとするもんです。 長期ツーリングあるあるですな。 そんな危機的な5日目でした。
by 3et3xp
| 2016-09-24 14:59
| ツーリング
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