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STRAY TRAIL

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2014年 07月 18日

フロント廻り DT200R(3ET) YZ まとめ

色々と都合あって、自分の過去ログを漁る時があるのだが、
時系列ですったもんだしてる部分まで書いてあるので探しにくい。

まず、フロント廻りのまとめ。


1章 フロントブレーキ
2章 フロントフォーク
3章 ステム
4章 ヘッドライト廻り
5章 車体姿勢 セッティング
6章 まとめ 反省


事の初め
1章 フロントブレーキ

1-1:3ETのブレーキ周りについて

そもそもの小さな不満点。
3ETのフロントブレーキは古い。セローと同型の1ポット。
ただ、整備性は良くて、パッドの交換はボルト一本外せば出来るスグレモノなのだが。
ローターは2連ボルトー2連ボルト-2連ボルトで留まっていて、出品物を見る時に、わりかしわかりやすい。
セロー250が同じ形で留まるのだが、同形かどうかは不明。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2104193.jpg



で、付くんじゃないかと思って落札したトリッカー(セロー250)のブレーキキャリパー。4000円、とある。
ボルトの取り付けピッチは同じなのだが・・・・・。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2512272.jpg



サポートの厚さが違う。
結論:付きません。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2545981.jpg



止せばいいのに、今度はランツァ4TPのブレーキ。確か後期セローと同じだと思った。
結論:付きません。
と、その後、らいおんさんがずっと昔に同じような画像で”付かない”、と書いてあった。先人偉大。自分馬鹿。
ここで、サポートを作ってもらうなり、キャリパーを削ってもらうなりしておけば、それでこの話は終わっていた。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_14315023.jpg






1-2:YZブレーキキャリパー

ここで分岐点。
2ポットキャリパーを付けたいなら、
 ①このまま加工か、、
 ②正立でフロントディスクになったYZ系にごっそり換えるか、
 ③TT-R(4GY)のフロント廻りへごっそり換えるか?

正解は、越後製菓、だと思います。
私はYZフロント廻り購入、となりました。一番ダメな回答じゃん・・・・・・・。

当時、YZのマニュアルもなかったので、「YZなら市販車よりも良いだろう」ぐらい考えていた。
4GYはトップブリッジのハンドル取り付きと車重の違いからくるセッティングの違いで、ほぼ「ないな]と。


で、YZ(A56)ブレーキ一式、2700円。
マスターはホースの出方が違うのと、ブレーキランプの件があり、マスターは同じマスター径の4TPを使います。
YAMAHAバイクマスター径一覧。
http://www.red-sun.co.jp/part&brake/crach%20brakemaster/size_y.htm
YZブレーキキャリパー+YZフロントフォークは当然付くので、この話はここで終了。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_14483631.jpg







1-3:ローター
当初、3ETローターのままで大丈夫だと思ってました。YZローターの出品物を見てもそんなに違わなかったので。
が、この有り様。
それでも、YZの鋳鉄パッドに3ETのステンローターもダメだろう、と思っていたので、それはそれで必然。
ホイールからローターまで、4630円。ホイールは捨てました。
YZローター:外径220mm、内径86mm
3ETのデータは採ってないらしい。。。。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_14535742.jpg




おかげでパッドの入手が難しくなりました。
ベスラ型番 VD-241、となります。2000円。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_1457572.jpg







1-4:ホイール廻り

で、YZフォークの為、スピードメーターケーブル&ギアは不要になります。
ただし、コレはフロント廻り軽量化の為にどのみちやる作業。
取っ払ったスピードギアの処理。
悩んでいた時に”でんすけさん”という方からのコメントを頼りに。
左カラーと同寸です。カラー420円、ダストカバー370円。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2443739.jpg






2章 フロントフォーク


2-1:YZフロントフォーク

YZ250(125型番は省略)でフロントディスクブレーキタイプの
56A、1LU、2HH、2VM までは外見は同じで、フォーク径が3ETの41に対して43になります。
内部形状は年式が古いほど3ETに近く、新しいほどカセット式に近くなります。
が、近くなるだけで、TT-R(4GY)のようなちゃんとしたカセットタイプではないです。あくまでも過渡期タイプ。
1500円だったそうです。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_311978.jpg



2VMのP/Lより。
YZフォークは圧側アジャスター付きになります。もちろん4GYも(汗。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_158086.jpg







3章 ステム


3-1:YZステム概要

先人さとやん(さん)のランツァだと、ランツァステムをボーリングしたようですが、私はステムもYZを使いました。
1LXで出品。500円、とある。
アンダーはアルミで、トップはスチール。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_33388.jpg




TT-R(4GY、以下4GY)だと同じ43で、トップも確かアルミ。
会ったこともありませんがお世話になってます、さとやんさん。からの画像(無断 ダメなら連絡ください)。
前述のとおり、これは、4stらしくハンドルブラケットがラバーマウントになっていて、ハンドルが上がるポジションになる。
KDXやXRに乗ると、ハンドルは低いほうが抑えが効いて乗りやすかったりする。
スタンディングでハンドルが高いと遠くは見やすいが、前傾してないので、加速に遅れたりする。
確か37Fから4TPまで一貫してYAMAHAさんはこの殿様ポジションのようで、
スタンディング時は大きなアクションの方が良い、と言う事だろうか?などと。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_311169.jpg





3-2:フィッティング

ステムベアリングは3ET用でおkです。
左がアンダーYZ:ナカイ、右はトップYZ:ナカイ
ナカイベアリングさんの上下テーパー新品。DT125用だったかな?
私はトップベアリングをテーパーに換えるつもりでしたので「ナカイベアリング」さんで発注しました。
http://nakaishoko.web.fc2.com/
が、トルク管理の問題で、トップはボールのままだったりします。これは好みの問題。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_3201277.jpg




上:3ET、下:YZ
ハンドルストッパーの位置が違うので削ります。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_323810.jpg



ステムシャフトの長さの違い。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_3242642.jpg




これはこんな感じで吸収させます。
水道管に使われるナット?をかませます。stardustさんのアイデア借用。
水道管ナット区間のステムシャフトの部分はネジが切ってないので、最近よくあるダブルステムナットには出来ません。
トップキャップはシャフトとの逃げの問題があるのでYZを使います。
これでステムフィッティングは終わり。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_3294947.jpg





4章 ヘッドライト廻り


4-1:ライトカウル

ライトカウルはセロー225用に変更。うちの場合は3RW型。
ホントは1KHがぎゅっと締まって良いのだが、さすがに良い出品物はない。

セロー純正でバンド+ウインカー付きとなり、フロント廻りの整備は楽になるのが目的。
ランツァ4TPもバンドタイプだが、あのエッジの効いたデザインはちょっと合わないな、と思った。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2182429.jpg



メーターからそのままポン付けで合うかどうかは不明。私はいらないので、バンド部分を残して全部カット。
ステー部分はウインカリレー用のラック。これをやるとライトカウルを外す時に、
ウインカーリレーカプラをはずさなければならない一手間が増えるので、☓です。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2245060.jpg



ワーニングランプを3ETのメーターから外してぶら下げるだけ。光れば判るだろ?ぐらい。
メーターはデジタル化。マウントはハンドルに。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2275563.jpg






4-2 デジタルメーター

で、そのデジタル化。愛用?のtopeak。
吊るしではリアから取ろうとすると、センサーコード長が足りないので、オプションのロングケーブルを使います。
センサー廻り。ステーは簡単な切り出し。
センサーを固定するバンドのために、ステーに切り欠きを作っておいたほうが良さそうですよ。
固定はエンドボルトを使って。一本では少し不安なので、スイングアーム側を少し折り込んで回り止め。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_2295145.jpg




マグネットセンサー接着方法。
熱と振動に強く、違うマテリアル間で使える二液性のMOS9というやつ。意外と重宝。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_075393.jpg





DIYで売っている磁石をこのあたりで接着。布団バサミを使って3日くらい乾燥、とか書いてあった。
これでtopeakメーター関連の話は終了。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_15241941.jpg






5章 車体姿勢 セッティング


5-1 車体姿勢

セッティング、と言ってもまだリアを決めてないので、フロント廻りの車体姿勢のみのデータ

これがYZフォークを精一杯短くした状態。突き出し量12mmのようです。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_0213117.jpg




上の写真の状態で、Fアクスルシャフトからステムアンダーまで365mm。
3ETだと、       Fアクスルシャフトからステムアンダーまで355mm。
なので、この最低で10mm伸びた状態から、最高でおよそ12mmまで伸ばせる事になります。
都合3ETから見ると、22mmまでフォークを突き出せるわけです。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_0141823.jpg





フォークオイルはヤマハカートリッジの01を使いました。油麺は170mm。
スプリングが標準なのかは不明。
圧側は最弱から3クリック、エア圧は0です。
正規だと、フォークオイルはG10でした。1LXで油面170mm。
フロント廻り DT200R(3ET)  YZ まとめ_c0009160_18264594.jpg





現状、初期の沈み込みが硬くて浅い。奥まで行くと一瞬、動きが止まります。
WR400Fだと、奥の所でも止まらず受け止めてる感じがあります。
う~ん、まあ、まだまだ、って事で。

(この章はリアが出来るまで書きかけになるかもしれない)



6章 まとめ 反省

6-0

まとめても超絶長い!!
初期は4GY換装がパッドの手に入りやすさから一押しだったのだが、
いかんせん、4GYのフロント廻り一式を揃えると、3万近く一度に飛ぶ。
それを恐れて、ちまちま3000円程度のものを買い揃えたのだが、
フォークのシール交換とか回り道した無駄なパーツとか考えると、結局、4GYの方が安上がりだった、
という反省。

とまあ、それは結果論で、当時(2007年)は(2014年の今も)YZ廻りを付けた情報は一切なく、
手探りだったから、仕方ない、といえば仕方ない。


二人乗り&4st用の4GYフォークにしろ、レース用のYZフォークにしろ、結局セッティングの問題は残るわけだ。
ただ、リアスイングアームが長くなると、YZフォークの突き出し12mmは助かるのかもしれない。
4GYの数字がないのでなんとも言えないが。

もう一つは、負け惜しみだけど、ネットに3ETをやってる人の情報が殆ど無い!
という事に、一矢報いられたかな、とは思っている。
調べようとすると大抵自分のブログがトップになってるのを見るのは悲しい、、、のですよ。

次はエンジン、フレーム編です。
今度のドナーはほとんど3XPになります。

・・・・・・それにしても疲れたな・・・・・。

by 3et3xp | 2014-07-18 03:36 | DT200R(3ET)


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