人気ブログランキング | 話題のタグを見る

STRAY TRAIL

gromet.exblog.jp
ブログトップ
2007年 03月 21日

KLX250SR  リアサスユニット分解

(*3/22 リアサス構造をコメント欄にて指摘を受け、修正) 

 悲しい事その1
 部品を注文しにパーツ屋へ。休み。あれ?平日休日とは珍しい。首をひねりながら帰宅。んで、世の中調べてみると、今日は休日らしい・・・・。ああそうですか、誰も教えてくれないですか、のけ者ですか、そうですか・・・・・。

 悲しい事その2
 DT200R(3ET)のBBSに、3ET+PWKをやった人を知らないか聞いてみたんですよ。そしたら紹介されたのが、このブログ・・・・・。循環理論?入れ子構造?。バイク関係で調べものをググると、自ブログが先頭に来たりしてがっかりすることもあります。まあ、親切に調べてくれる人がいただけでも有り難かったりするんですが。



 KLXのリアサスユニット、やり残してることがあって木になる。ので、バラします。

 まずはバネを。ロックナットを叩いて緩めます。
本体のネジ山は清掃してCRCを塗っておいてください。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_1231035.jpg





ロックナットが緩めば、KLXの本番ナットはフックレンチで緩みます。
フックレンチは、確か37Fの車載工具だったと思う。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12311177.jpg






サブタンクのお尻からエアを抜きます。ビビリながらやってください(笑。
だいたい「なあんだ」となることが多いです(新品だと10kなんで、それなりなんですが)
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_1231313.jpg






んで、パンの上でオイル抜きボルトを緩めて、オイルを抜きます。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12312126.jpg






オイルの状態。まだましな方か。街乗りオンリーだとこんなもんかもね。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12314317.jpg






サブタンクのお尻に適当なソケットを当てて、軽く叩いて固着を外します。
後は手で押し込めば奥に行くと思います。
この辺の噛み合う所は、パーツクリーナーで清掃してからやってくださいね。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12315468.jpg





見えてくるCリング。細いマイナスでこじって外します。
「細いマイナス」の代用品は思いつきません。千枚通しはちょっとやりにくい。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12321719.jpg





Cリングを外したら、空気入れ口金に、タイヤの口金に付いているナットをはめます。同じ規格なので、入るはずです。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12322864.jpg






ナットをプライヤーで掴んで、抜きます。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12324245.jpg






今度は本体ユニットのCリング。カバープレートは圧入です。小さな穴が2カ所あるんで、そこに適当な棒(細い六角かなあ?アタシはここは千枚通しの先の折れた奴)を
両方に差し込んで、ぐにっと。交互にちょっとづつでも良いんですけどね。
この作業をやると、必ずここに傷が付きます(プロの腕の見せ所かも)。ので、前オーナーがココをバラしたかどうかは、だいたいココで判断できます。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_1232532.jpg







そしてまたCリング。やり方は同じ。黒い方を押し込んで・・・・です。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_1233320.jpg






(ヤラせな写真)
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12331388.jpg





 と、ここまでは書くまでもなくマニュアル通り。実車(走り込んだ車体)で必要なtipsを付け足したぐらい。
マニュアル読んでもピンと来ない人は、この辺の作業はしない方が吉。
ネットでは、はしょった説明が多いように感じたので、書いたまでですよん。




ま、このナットが私の心残りだったんですよ。ほんとはここから本エントリーは始めたかったんですが。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12332515.jpg




ここの構造。ナット上部のメクラ蓋は圧入。
※「圧入」ではないそうです。とゆー事は、やはりかっとばすしかないようです)
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_1338817.jpg





と、その前に。真ん中の黒いブツがオイルシール。
上下動させて、動く感触をチェック。ロッドのよく使う部分のメッキが痩せて、
一部だけ動きがかなりすかすかになってるようなら、交換(再メッキ)になります。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12333696.jpg





メクラ蓋を薄く削ればイケるはず。戦績、0勝1敗・・・・・・。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12334698.jpg





どうだ?
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12335884.jpg





だめだ。・・・・・・・・・・・戦績、0勝2敗。
かなりの圧入圧で細いマイナスを当てる隙間もないので、これしかないのかなあ。
ナットを炙って、ドリル(正確にはリーマー)を当てても良かったかなあ。

山を修正して、ナットがスムーズに入るようにして終了。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12341084.jpg





本体。
上から
ふつーのワッシャ(向きがあります)
トップスタックシム(うすーい弾力性のある径の違うワッシャを重ねたモノ)
ショックバルブ。バルブ本体。有名なtechnix(MX-TECH)
アンダースタックシム
ふつーのワッシャ(向きがあります)
と言う構成。ふつーのワッシャには、向き(裏表)があります。ばらす時(ばらす人はいないと思うが)は向きに注意。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12342121.jpg






スタックシムの詳細。
径サイズの違いと順番がキモ。つーか特性の大部分を決定する所、のはず(若干自信なし)。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_12343437.jpg





※この図解と文は間違いです。加筆分が正しい・・・・はず。

こんな感じの構造です。バルブがしなってオイル流量を調節してます。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_14111623.jpg







※ここから加筆

オイルの流れはこんな感じです。
「ロッドに空いてる穴は伸びの時だけじゃなくて、両方に効くじゃん」
縮む時は、メインの方にオイルがほとんど行くように穴径を設定してると思います。
もちろん、若干は影響するとは思いますが。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_10541085.jpg





絵的な説明。
KLX250SR  リアサスユニット分解_c0009160_115837.jpg





判っている人には無駄な説明でした。
    ※つか、知らない人には無駄な説明でもありました。
     詰まる所、無駄に間違いを書いて、無駄に恥をかいた私、て事で。
     良く見りゃ判るだろ!と自分にツッコミ。




まあ、ここまでの作業と、ここから戻る作業(完全な清掃、オイル注入込み)を考えると、サス屋さんに出して相場1万円前後がいかに安いか判ると思います。


結局やるんなら、Rのサスをバラせば良かった・・・・・・。
プレビューで確認しながら、
「もしかして、メクラ蓋の構造を勘違いしてるのかしら」
と思いました。本当はぽろっと残骸が外れるはずなんだが・・・・。



   ※まあ、ココは自分に一言。

ググれカス!

by 3et3xp | 2007-03-21 14:30 | KLX-SR


<< 3ET  パーツの話      DT200WR と WR250R >>